セントレアからの発着便数が多い長距離路線
今回はセントレア発の沖縄路線について考えてみようと思います。
名古屋(NGO)-沖縄(OKA)路線の魅力は、最初に書いた通り
発着便数が多い長距離路線
ということではないでしょうか。
距離的には、前回記事を書いた名古屋-石垣路線が最長です。
しかし名古屋(NGO)-石垣(ISG)路線のマイナスポイントは
1日に1往復しか運航されていない
ということでした。
対する名古屋-沖縄路線は1日に最低3往復は運航しています。
時期によって(特に年末・年始など)は、4~5便運航していることもあるんです。
これがSFC修行をするうえで、非常に自由度を上げてくれる点となります。
沖縄往復で獲得できるPPは?
それではSFCを取得するうえで最も重要なプレミアムポイント(PP)について検証していきましょう。
まずはそのベースとなる区間基本マイレージですが
名古屋-沖縄間で809マイル
となっています。
名古屋-石垣が1,044マイルでしたので、それと比較すると80%ぐらいといったところでしょうか。
それをもとにした肝心のPPはどうなっているかと言いますと
プレミアム旅割28で2,422ポイント、旅割21-75・特割で1,213ポイント
です。
こんな感じですね。
ですから、プレミアム旅割で名古屋-沖縄を往復すると
4,844ポイントのプレミアムポイントを得られる
ことになります。
名古屋-石垣と比べると1,000ポイント以上少ない値となっていますが、それでもそこそこ稼ぐことができますね。
SFC取得に必要な50,000PPを稼ぐには、単純計算では名古屋-沖縄を11往復すればよいということになります。
でもそればかりでは、さすがに途中で飽きてしまいそうですね(笑)
名古屋-沖縄路線のPP単価は?
効率よくSFC修行をするうえで大切なPP単価ですが、こちらはどうでしょう。
まず運賃ですが、搭乗する時期によって多少値段が変わってきます。
1-2月は少し値段が安くなっていて、3月以後は少し上昇します。
名古屋-石垣路線は、土日が平日と比べて少し値段が高かったのですが、名古屋-沖縄路線は平日と土日の運賃は同一になっています。
具体的に見ていきますと、1-2月に関してはプレミアム旅割28の運賃は片道で
26,260円
となっています。
ですから、PP単価を計算してみますと
26,260円/2422PP=10.84
となります。
3月以後は27,410円と1,000円以上値段が上昇するので、PP単価は悪化してしまいます。
名古屋-石垣路線と比べると、さすがに少々見劣りはしますが、それでも比較的PP単価が良好な路線であることに間違いはありません。
名古屋-沖縄路線を利用して、一日にできるだけ多くのPPを稼ぐには
とりあえずセントレア発で沖縄往復を日帰り旅行すれば、簡単に5,000PP近くを稼ぐことは可能なことは分かりました。
朝出発して、那覇でのんびり暮らして、夕方に名古屋に帰ってこればよいわけですからね。
なかなか良い1日の過ごし方ではないでしょうか。
しかしできるだけ早く50,000PPを貯めたいという場合には、さらにフライトを追加することも可能です。
沖縄から全国各地にフライトすることもできるのですが、今回は名古屋-沖縄間に限って検証してみましょう。
単純に名古屋-沖縄を1日で2往復することは、時刻表で確認する限りは実行可能です。
しかしそこには大きな問題があって
運航している3便のうち、1便はソラシドエアのコードシェア便である
ということなんです。
コードシェア便とはいえ、基本的にはソラシドエアの便にANA経由で予約を取れば、PPを獲得することはできます。
では何が問題かと言いますと
ソラシドエアが運航する機材にはプレミアムクラスがない
ということなんですねぇ。
つまりエコノミーしか座席がないため、プレミアム旅割28でチケットを取得できないのです。
これは一日でたくさんPPを稼ごうとする場合には、ちょっと痛いですよね。
ですから、名古屋-那覇の往復で修行をしようと思うと
朝と夕はプレミアムクラス、昼の往復はエコノミー
といった形になってしまいます。
まぁそれでも、一日にして7,270PPを稼ぐことはできますからね。
名古屋-石垣の往復よりもたくさんのPPをゲットできます。
具体的なプランはこうなります。
① 名古屋 08:40 沖縄 11:10
② 沖縄 12:10 名古屋 14:10
③ 名古屋 14:50 沖縄 17:20
④ 沖縄 18:00 名古屋 19:55
時間的には、乗り継ぎで最低40分程度は取れるので、めちゃめちゃタイトということはないですよね。
ただ②、③が先ほど書いていたソラシドエアの共同運航便になるため、エコノミー利用となります。
意外と侮れない名古屋-沖縄2往復
エコノミー利用となってしまうソラシドエア運航便なんですが、PP単価で考えると、実は良い点があるのです。
それは
ANAの運航便よりも断然運賃が安い
ということなんです。
旅割75の運賃は、2月中だとANA便が12,910円に対してソラシドエア便(SNA)は7,610円と6割程の値段になっています。
それでいて、もらえるマイルおよびPPは一緒ですからね。
先ほどの名古屋-沖縄の一日2往復修行のPP単価をまとめてみますと
1 運賃 26,260円×2(P旅割28の往復)+7,610円×2(SNAの旅割75往復) = 67,740円
2 プレミアムポイント 4,844(プレミアムクラス往復分)+2,426(エコノミー往復分)= 7,270PP
PP単価は 67,740/7270 = 9.32
と、意外と効率のよいPP単価になるのでした。
こうなると名古屋-沖縄の往復もそれほど馬鹿にはできないでしょ?
とはいえ、ちょっとあわただしい行程となってはしまいますので、まさに修行という感じになることは否めません。
このあたりは人それぞれの考え方でしょうねぇ。
のんびり沖縄で1日過ごしたいということならば、プレミアムクラスの往復のみでも十分でしょう。
しかし効率重視で手早くPPを稼ぎたいということなら、名古屋-沖縄の2往復という手を選択肢に入れてもよいかもしれません。
今回は名古屋-沖縄路線のみに絞ってお話しましたが、そこからの応用編もあるので、その辺りは次回にでもお話していきます。