初めて遅延を味わいました

これまでは国内線を中心としたSFC修行をしていましたが、幸い冬場にも関わらず大きなトラブルに巻き込まれることなく順調に進んでいました。
しかし先日決行したSINタッチ帰りの国内線区間で問題が発生したのでした。

成田に戻ってきたあと、この日は福岡経由で名古屋に帰る予定としていました。
相変わらずおかしな旅程ではありますよね(^^;

で、福岡までと名古屋までのチケットを発券してもらい、いざ保安検査場を通過しようとしたところでトラブルが発生したのでした。

機械にチケットをかざすとエラーが出る

というものでした。

係員の方に確認してもらったところ、どうも福岡行きの飛行機が1時間ほど遅延しているとのこと。
そのせいで、福岡発の名古屋行きの便に間に合わなくなってしまうため、エラーが出ているとのことでした。

実際に運航状況を見てみたところ

たしかに出発時刻が1時間ほど遅くなっています。
機材到着遅れのためということでした。

「まずはカウンターに行ってください」とのことでしたので、素直にカウンターで相談しました。

すると、幸いその日はまだ成田発の名古屋行きの飛行機があり、空席もあるとのこと。
そこでそちらの便に振り替えてもらうことで、その日のうちに問題なく名古屋に戻ることはできたのでした。
福岡に到着してから”帰りの便がない!!”というような、とんでもない事態に陥ることはなく、事前に対応してもらうことで大変助かったのでした。

実際のその時の様子は

突然の変更にも関わらず、良いシートを提供していただけたので、非常にラッキーでした(^^)

というわけで、結果的にはめでたしめでたしだったのですが、その際のやり取りの中でいろいろ疑問が沸いてきたので、今回詳しく検証してみました。

振り替えしてもらった場合の運賃は?

まず一番気になるのは、なんと言っても運賃がどうなるかということですよね。

今回カウンターでのやり取りでは、プレミアムクラス代の返還とのことで1万円の返金を受け取りました。

実際福岡-名古屋間はプレミアム旅割28のチケットを取っていたのですが、成田-名古屋間は座席がエコノミーしかなかったため、その分の差額ということですね。

 

では今回のケースの運賃について具体的に検証していきます。

もともと予定していた旅程では

①成田-福岡間は国際線航空券に付随する国内線区間  5,000円

②福岡-名古屋間のプレミアム旅割28        15,410円

が追加でかかっています。

もし最初から成田-名古屋の旅程で予約していた場合、国際線航空券に付随する成田-名古屋間は無料となっているため、追加の費用は0円だったことになります。

ということで

①+②=20,410円

が余分にかかっていたことになるのですが、実際に戻ってきた金額は10,000円
“なぜ全額は戻ってこないの?”と、何となくスッキリしない結果でした。

自分が原因なら仕方ないのですが、機材到着遅延のせいなのになんだかなぁという感じで。

そこでANAデスクにも後日問い合わせてみました。

すると、回答内容としましては

  1. 1万円の返金についてはダウングレードとみなしての返金
  2. 旅程の最終帰着地までの便を手配した場合は、航空券原券に対する払戻しはいたしかねます

とのことでした。

つまり最終目的地まで到着することができたのであれば、どこ経由のチケットを取っていたとしても差額分の返金しませんよということみたいなんです。

これはSFC修行をしている身としては、注意しないといけないポイントですよね。
わざわざ遠回りをして目的地を目指すケースも多いと思われますが、遅延で直行する便を利用しないといけなくなった場合は、遠回り予定だった分の運賃は無駄になってしまうわけです。

特に三角飛びなどで遅延が生じた場合には注意が必要となりそうです。

マイルやプレミアムポイントはどうなる?

SFC修行僧の身として気になるのは、運賃ももちろんですが、やはり付与されるマイルやプレミアムポイントですよね。
特にプレミアムポイントは飛行機に搭乗しない限り手に入れられないので非常に重要です。

そして返金されない分はあきらめるとしても、せめて搭乗予定だった区間分のプレミアムポイントだけはもらえないかという淡い期待を持っていました。

 

しかし、結果的にどうだったのかと言いますと

マイル等は、実際に搭乗した便に対してのみ積算する

との回答でした。

ANAのサイトもよーく見ると、そのように書かれていました。

【国内・国際線】【マイレージ】欠航や遅延などにより振替便に搭乗した場合でも、当初予約していた搭乗分のマイルが付与されますか。

というわけで、最終的には

満足のいく返金はされず、さらにマイル・プレミアムポイントも予定分は取得できず

という、最悪の結果に終わってしまったのでした。
まぁこればっかりはルールだから仕方ないんですけどねぇ。


SFC修行僧としてどうするのが良かったのか?

ここまで見てくると、もし遅延が発生して乗り継ぎができなくなった場合、かなり悲しいことになりますよね。
あきらめて泣き寝入りするしかないのか。

しかし、実はもう一つの選択肢があったのでした。

それは

日程を変更する

という方法です。

今回は時間もなくてテンパっていたので、そんなこと考えている余裕もなかったのですが、実はこの方法も遅延で乗り継ぎができなくなった場合の措置として認められているようなんです。

具体的には

予約していた便から30日以内、かつ空席がある便に限り、1度のみ他便への振り替えができる

ということなんです。

ただし乗り継ぎ便として振り替える場合は、2区間とも同一日に振り替えることになるとのことでした。

つまり今回のケースでは、後日の空席がある日であれば、成田-福岡と福岡-名古屋のチケットを新たに発券してもらうことができたようなんです。
そうすれば遅延して乗り継ぎができなくなった日は、自力で成田から名古屋に戻らなければいけなくなりますが、後日2区間のフライトをすることで、予定していたマイル、プレミアムポイントともに手に入れられたということになります。
振替した日には、あらためて成田まで行かないといけなくなるため、面倒と言えばそうなんですが、最も損することなくPPを稼ぐという観点から考えると、実はそうするのが最も効率が良かったのかもしれません。

普通に目的地を目指すだけであれば、単純に振り替えてもらうのが大正解なんでしょうが、SFC修行僧的にはそれはあまり良い選択ではないということが今回の経験をして判明したのでした。

頑張ってたくさんPPを稼ぎたいという場合には

目的地までの便に振り替えるのではなく、日程を変更する

というのがSFC修行僧としては正解な気がします(笑)

今回は高い授業料を払う結果となってしまいましたが、この経験を通して次回どうすべきかというのがよくわかりました。
しかしこういう場合の運賃規則などは、前もってしっかり勉強しておかないといけないですね。
もし同じような境遇に陥ることがありましたら、今回自分が経験したことをぜひ参考にしていただけますと幸いです。