セントレアからのSINタッチ
以前セントレアからのSFC修行路線としてSINタッチについて記事を書きました。
この旅では、シンガポールのチャンギ空港に滞在する時間が6時間少々となります。
なかなかあわただしい旅程ではありますが、プレエコなどを組み合わせることで2日間で稼ぐことができるプレミアムポイントは
17,595PP
と、なかなか魅力的なものとなっています。
実際に実行してきた旅行記はこんなでした。
結構忙しかったり、思わぬトラブルがあったりしましたが、それはそれで面白い旅でした。
通常SINタッチをする場合、沖縄(OKA)タッチを加えて
OKA-SINタッチ
とするのが効率が良いと言われていますよね。
しかしセントレアからそれを実行しようとすると、シンガポールから帰ってきた後に沖縄まで飛ぶと、名古屋に帰ってくることができないのですよね。
(もちろん沖縄に1泊すれば達成可能です)
2日間で完結させようとすると、最も遠くまで行けて福岡までとなってしまいます。
しかしよくよく飛行機のダイヤを眺めていたところ、あることに気づいたのでした。
SINタッチをさらに進化させると
先ほど触れたように、通常SINタッチをする場合、シンガポールの滞在時間は6時間ぐらいとなります。
実際に予約を取ろうとすると
こんな風に表示されると思います。
帰りの便は一番短い滞在時間で6時間少々ですね。
しかし、シンガポールからの復路便をよく見てみますと
このとおり一日に4本運航しています。
そのうち23時15分に到着した便は、24時35分(翌日の0時35分)にシンガポールを出発して日本に戻ってくるスケジュールになっているようなんです。
(NH803と804は同じ788なので)
そこで、以前実践したように
シンガポールに入国しないで、乗り継ぎで帰国
と考えれば、本当に短時間の滞在で帰ってくることは可能なんじゃないかと考えたのでした。
チャンギ空港のMCTは?
各空港には、乗り継ぎの際に必要な時間というのがそれぞれ決まっています。
それを
Minimum Connection Time (MCT 最低乗り継ぎ時間)
と言うんですね。
で、これがチャンギ空港の場合、調べたところだと50分となっていたのでした。
HN803便の到着からHN804便の出発までの時間は1時間20分あります。
ということは、
入国しないSINタッチなら、そのまま帰ってこれるじゃん!!
と考えたわけです。
しかしANAのサイトでその旅程を選ぼうとしても、いくら探しても出てこないんですよねぇ。
6:10のHN802便は選択できるのですが、0:35のHN804便は選ぶことができず。
まぁそんなことする人なんて、まずいないでしょうしね(^^;
困った時はANAさんに聞いてみようということで、実際に問い合わせしてみました。
すると
Web上では対応していないので、電話窓口で直接お申し込みください
とのことでした。
ってことは、この旅程で予約が取れるということですか!!
ということで、早速ANAの予約窓口に電話してみました。
すると、意外とあっさりと予約が完了したのでした!!
実際に取った予約はと言いますと
日付 | 旅程 | 便名 | 出発 | 到着 |
① 2018/4/14 | 名古屋 - 沖縄 | ANA301 | 08:40 | 11:05 |
② 2018/4/14 | 沖縄 - 成田 | NH2158 | 11:45 | 14:30 |
③ 2018/4/14 | 成田 - シンガポール | NH803 | 17:00 | 23:15 |
④ 2018/4/15 | シンガポール - 成田 | NH804 | 00:35 | 08:45 |
⑤ 2018/4/15 | 羽田 - 大阪 | NH023 | 12:00 | 13:05 |
⑥ 2018/4/15 | 大阪 - 沖縄 | ANA767 | 14:00 | 16:15 |
⑦ 2018/4/15 | 沖縄 - 名古屋 | ANA308 | 18:00 | 20:00 |
このようなものとなりました。
なかなか激しい旅程です(^^;;;
ちなみに羽田から直接沖縄に飛んでもよいのですが、PPの調整の関係もあって、今回はあえて伊丹経由としました。
このプランでは、①、⑥、⑦の国内区間でプレミアムクラスを利用すると
2日間で20,355PP
を一気に荒稼ぎできることになります。
なかなかすごいでしょ?
PP単価的には
203,020円 / 20,355PP = 9.97
と、すごく良いわけではないですが、国内線の①⑥⑦がプレミアムクラスであることを考えれば、まずまずといったところではないでしょうか。
海外発券も利用せずでこのお値段ですから、それほど悪くはないかと思います。
このルートでは、帰国後の成田からの国内線があまり運航していないため、羽田に移動しないといけないのが一つの難点です。
また帰国後に羽田発の便を利用する場合、成田到着から180分以上間隔があいたフライトしか選択することができません。
これはANAが設定している成田-羽田の乗り継ぎ時間によるものです。
詳しくは下記のリンクからご確認ください。
しかしこの旅程であれば
念願のセントレアから2日間でOKA-SINタッチが可能
となるわけですね。
この気が狂ったような、シンガポール1時間ちょっと滞在の旅程は、”エクストリームSINタッチ”をも凌駕することから
ハイパーエクストリームSINタッチ
と名付けさせていただきました(笑)
注意点を一つ
今回の旅程を取るにあたって、注意点が一つあります。
それは通常のSINタッチでもそうなんですが
お得にチケットを取るには、プレミアムエコノミー限定となる
ということです。
と言いますのも、この超短時間で帰ってくるSINタッチですが、現地滞在期間としては1日間と計算されてしまいます。
その場合に、お安く取れるチケットの条件というのが
プレミアムエコノミーのSuper Value Plus
しかないんですよね。
実際に運賃規則を見ますと
こちらだけが唯一、必要旅行日数が1日となっています。
エコノミークラスやビジネスクラスでは、お得なチケット類はすべて”2日”となっているので、今回のようなタッチでは条件を満たさないんです。
ですから、チケットを購入しようとすると、随分値段の高いカテゴリーのものしか表示されません。
ただ滞在1時間ちょっとで、プレエコでSINを往復するというのもなかなかつらいですよね。
1時間の休憩を挟んで、飛行機に往復12時間以上乗っていることになるわけですから。
そんな場合は
プレエコでチケットを取っておいて、マイルでビジネスクラスにアップグレード
するのが良いかと思います。
プレエコからビジネスにアップグレードするには、シンガポールまでは片道18,000マイル必要となります。
ちょっと余分な出費はかかってしまいますが、復路便は完全に真夜中ですので、できればちゃんと寝て帰ってきたいですよね~。
ビジネスクラスのシートであれば、フルフラットにすることもできますので、プレミアムエコノミーに比べればゆっくり休むことができるはずです。
もちろん体力のある人は、往復プレエコでもよいでしょうが、翌日さらにフライトがあるということを考えると、アプグレを考慮したほうが良いかと思いますけどね。
というか、そもそもこの旅程自体がそれなりにハードではありますので、決して万人にはおススメ致しません(^^;
しかし時間がないけど一気にプレミアムポイントを稼ぎたいという方は、一度試してみる価値があるかと思います。
実際に先週末にこの”ハイパーエクストリームSINタッチ”を実践してきました(^^)/
その様子は以下の記事に書いていますので、興味がある方はどうぞ!!
なかなか激しい旅程でしたが、結構楽しませていただきました。
でも復路のシンガポールからのフライトは、週明けからのことも考えるとやはりビジネスクラスにアップグレードしておくことをお勧めします。
その方が熟睡できますからね。
というわけで、一気にプレミアムポイントを稼ぎたい!!という方は、このとんでもない旅程も参考にしてくださいませ。